痔の人はインドへ 4


海外青年協力隊から帰った、ある友人の家のトイレをつかわせてもらってびっくりした。


水の入ったカンカラが置かれてあったのです。


彼はいまでもその方式をつづけているらしい。


日本人には痔の人が多いといいます。


痔主は一度インドやアラブ諸国へいくといい。


たちどころによくなる。


これは、医学的にもちゃんと立証されていることだが、お尻を清潔にしておくことが痔にはいい。


だから日本でも最近は、お湯が出て尻を洗浄してくれる洋式トイレが売れに売れているというわけだ。


余談だが、われわれ日本人は海外にいくと、外人の体臭にびっくりするが、インドの人にこういわれたことがあります。


「日本人はうんち臭いね・・・」

痔の人はインドへ 3


一流ホテルを除けば、トイレットペーバーなどというしろものは備えられていない。


事後処理には水をつかう。


だから、キレのわきには、かならずカンかポドのような水さしが置かれているのだ。


"水で洗って、さあ、その後はどうする。


その手をまた石けんでよく洗っておけはよい。


お尻のほうは?自然にかわかすしかないが、インドの気候と身につけているサリーへ女性)やドーテ(男性)を思い浮かべてもらえば、彼らにとって、それがとても自然な方法だということがわかってもらえるたろう水で洗うのも慣れてしまえば、まことに快適。

痔の人はインドへ 2


トイレのない文化なんてわれわれにはピンとこないが、先進国のヨーロッパでも近世まではトイレのないところが多かった。


あのベルサイユ宮殿にさえトイレが備えられてなく、招かれた貴族たちが立ちションをしたというのは有名な話だ。


インドやアラブ諸国では左手は不浄のものと建れる。


用便以外にはつかわない。


うっかり左手でもぞ、渡したりすると、露骨に燃な顔をされる。


したがって食事はかならず右手でおこなう。

痔の人はインドへ 1


インドの明け方の車窓風景は壮観です。


列車の線路ぎわにズラリ老若男女がならび、しゃがみこんでいます。


用便をしているのだ。


それぞれ片手に水の入ったカンカラやツボをたずさえています。


なにも、こんなに列車からまるみえのところでしなくてもよさそうなものだと思うが、自分たちの村のなかは汚したくないのでしょう。


十数年前にいったモロッコの古都フェズでも王宮の城壁のまわりはクソだらけだったから、世界じゅうどこでも、人は自宅のまわりではやりたくないらしい。

気になる木

日立のCMに出てくる"気になる木"。


「♪この木何の木気になる木~」のCMに登場するおなじみの巨木。


ふつうわたしたちが知っている木というのは、パラソル型というか、クリスマスツリーのような形をしているが、これはまったく違う。


生い茂った葉がちょうどシイタケの傘のように横に広がって巨大な葉むらをかたちつくっているのだ。


その特異な形と緑の"量"に圧倒される。


CMの歌詞に「見たこともない木ですから」とあるように、こんな木は見たことがありません。


日立製作所に尋ねたところ、「あれはハワイのオアフ島にあるモンキーポッドという木です」と教えてくれた。


別名・アメリカネムノキ。


木の高さが25メートル、最大枝幅が40メートル(!)、幹回りが7メートルという巨木です。


樹齢は110年になるそうだ。


「昭和50年からこのCMがはじまりましたが、この木は五代目。昭和59年から登場しています」


初代はモンキーポッドだったが、二代目はマンゴー、三代目はバイアンツリー、四代目はカリフォルニアオークと、いろいろ変遷があったようだ。


でも、あの木を見ると、巨大さに圧倒されるとともに、何かホッとした気分になる。


「あの木の下で、のんびり昼寝なんかしたらどんなに気持ちがいいだろう」そう思うコクミンは多いのではないか。

子供用の乗り物

デパートの屋上などにある、100円ぐらい入れると「グワングワン」揺れる子供用の乗り物。


これなど、イラストがあるからいいようなもの、実際に言葉だけで説明しようとするとえらく苦労する。


この「見出し」にしても、もう少し気の利いた表現にしたかったのだが、何とも情けないものになってしまった。


見出しに要した文字数は四二字。


これより少ない文字数で、しかも的確な表現ができるという人がいたら、封筒に千円札を同封の上、わたし宛てにどしどし送って欲しい。


だが、苦労したのはわたしだけではないようだ。


遊園地での親子四人(夫三五歳・妻二九歳・長男五歳・長女三歳)連れの会話です。


「どこにいたんだよ、探し回ったぜ」


「ごめんなさい。この子があの100円入れると、グワングワンって揺れる乗り物に乗りたいっていうもんだから、ちょっと乗せてたの」


「いま迷子の放送頼もうかって話してたんだよな」


「ウン」


「わたしがいるんだから迷子はないでしょ」


「パパ、ぼくもその100円入れるとグワングワンするヤツに乗りたい」


遊園地の老舗、東京は浅草にある花やしきに尋ねたところ、「従業員の間では、自動機、シェイキングと呼んでますけど」自動機というのは何ともそっけないが、シェイキングのほうは納得できる。


「揺れもの」といった感じだろうか。


「でも、ちゃんとした名前かどうかはわかりません」ということなので、花やしきの経営母体で、遊園地の乗り物などをつくっているトーゴという会社に聞いてみたところ、「われわれは定置式乗り物という呼び方をしてます」


定置式乗り物。


よけいわからなくなってしまった。


さきほどの親子の会話にこの定置式乗り物を当てはめてみよう。


「どこにいたんだよ、探し回ったぜ」

「ごめんなさい。この子が定置式乗り物に乗りたいっていうもんだから、ちょっと乗せてたの」


「いま迷子の放送頼もうかって話してたんだよな」


「ウン」


「わたしがいるんだから迷子はないでしょ」


「パパ、ぼくも定置式乗り物に乗りたい」

これなら、まだ「100円入れると―」のほうが断然わかりやすい。


下手をすると、近くにいる親子連れに、「いま定置式乗り物っておっしゃってましたけど、何です?それ」と聞かれたりして、周囲を混乱させる可能性もあります。


こうしてみると、名前がわかればすべてOKというものばかりではないようです。


ちなみに花やしきの場合、1回100円で3~4分動くそうです。

砂あらし

「放送終了後、テレビの画面に現れる「ザーッ」。


うたた寝から覚めると、番組はとっくに終わり、「ザーッ」という音だけがあたりを支配しているこういう経験はだれにでもあるはず。


「正式な名称かどうかはわかりませんが、何となく砂あらしと呼んでますね」とフジテレビ。


ほかのテレビ局でも、みんなそう呼んでいるようだ。


視界○メートルの画面、そして「ザーッ」という雑音といい、「砂あらし」という表現がピッタリ。


だれがつけたのかわからないが、これ以上のネーミングはないと思います。


ほとんどの人が経験のある「うたた寝、気がついたら砂あらし状態」。


これほどみんなに"見られている"とするなら、気になるのが視聴率です。


砂あらしの視聴率というのはあるのだろうか。


案外、高くて、これに負ける番組もあったりして。


「おい、キミ。先週一週間の視聴率調査を見てみたまえ」


「はい、見ております」


「見ておりますじゃないよ。あれだけの予算をつぎ込んでつくった、深夜番組『○×▲@#』が同時間帯の7チャンネルの砂あらしに負けてるじゃないか」


「すいません」


「すいませんじゃないよ、どうする気だ」


「じゃ、いっそのことうちもその時間、砂あらしにしますか」


「バッカモーン!」


ビデオ・リサーチ社に聞いたところ、「自動的にデータは取れてますが、視聴率というのは、あくまで番組が調査の対象ですから」とのこと。


公表しないだけの話で、やはりデータはあるらしい。


一度、シャレで、各チャンネルごとの「砂あらし」の視聴率というのを公表していただけないもんでしょうか。


古来からの風習と占い


キリスト教徒が空に切る十字の印や、真言宗徒や修験道で九字の印を切り印契を結ぶのはおまじないのようなものです。


また神前の柏手、仏前や挨拶のときにする合掌、外出する男子を送るときの切り火、諸商・職人・芸能人らの祝儀におこなう手締め・手打ち式、親分子分の盃、記憶のために小指をくくる紙縷り、こどもの指切りげんまん(呪文の口諦を伴なうことあり)・・・


片手の手のひらをひろげて親指の先を自分の鼻の上に立て、他の四本指をヒラヒラさせると相手を嘲笑する悪態の呪文・・・。


片目の下まぶたを人差指で下へ押して赤目を見せるべかこうは、侮蔑的な拒絶の呪文。


奇術師が指をパチンと鳴らせるスナッピングは、物を消したり顕わしたりするときの示威的な呪文というべきでしょう。


手の五指のうち第二指(人差指)と第三指(中指)だけを並べて伸ばし、他の三指を伏せて握るのは、古今東西に通有の風習です。


エジプトの護符の記号方式にもありました。


電話占いの詳細は>>

プッシュホンの

プッシュホンの「#」と「※」ボタン。


世間一般では、「#」の方は、「シャープのボタン」、「※」の方は「米ボタン」というような呼ばれ方をしているようだ。


だが、「シャープ」の方はともかく、「米」の方はどう見ても形態が違う。


似てはいますけどね。


NTTのお客様相談室に尋ねると、「ちょっと待ってくださいよ」と、明らかに動揺した様子で、「『#』はシャープ、『美』は米ボタン、とふつうは呼んでますけどね・・・。


いままでそんな質問されたことないものですから・・・」そう、世間の人々は毎日「#」と「美」の顔を見ながら、その名前を知ろうともせず、いままで過ごしてきた。


思えばかわいそうなことをしてきたものです。


結局、即答はできず、約一時間後、「NTTでは『#』はシャープボタン、『※』はスターボタンと呼んでます」という正式回答がありました。


スターボタン。


そういえば、星のまたたきに似ていないこともない。


だが、一般にこの名前はほとんど普及していない。


「スターボタン」と聞いて、「あれだな」とピンとくる人はまずいない。


何たって、お客様相談室の担当者でさえ初めて聞いた名前なんですから。


えー、ですから、ここはですね、NTTの"見解"は一応聞いておくとして、いままで呼び慣わしてきたように「米ボタン」といった方が通りはいいかもしれませんね。

答える人に二通り

いろいろなところに尋ねたり、教えを乞うたりしたが、答える人に二通りあることがわかった。


こちらの説明をすぐに理解して、「あれですね」と話をさえぎって答える人。


一を聞いて十を知るというか、いわゆるカンのいい人。


もうひとつは、「ハハーン、あれだな」とわかっていながらも、こっちの苦しい説明をまるで楽しむかのように最後まで聞く、どちらかというとイジワルな人。


あ、もうひとつあった。


一生懸命説明してもちっともわからない人(それはお前の説明が悪いの!)。


この「エアー・キャップ」、アメリカのメーカーが開発した製品で、この会社では昭和41年からつくり始めたそうだ。


ほかのメーカーも違う商品名で出しているが、日本で最先発のメーカーということもあって、業界ではこの名前で通っているとのこと。


DIYのショップなどで買うことができる。


しかし、それほど一般化した名前ではないので、「エアー・キャップください」なんていうと、かえって通じない可能性もあるけどね。


ちなみに「エアー・キャップ」はプチプチのことです。

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